ペッペちゃん空をあるく

自由になりたい

ベトナム行ってきた。(フエ編)

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ベトナム中部の町 フエに行ってきた。

 

 

 

ベトナムと言われて思い浮かんだ建物のかたちは?」

 

 

 

この問いに正確に答えられる外国人は少ないだろう。

なぜか?

 

 

 

 

それはベトナムの建築様式には中国・ベトナム・フランス・日本などのスタイルが入り混じっているためだと個人的に考えている。

北部ハノイは中国と接しており、常に濃厚な文化的影響を受けてきた。

また、1880年頃からフランスの植民地政策によって強制的にゴシック建築などの西洋文化を取り込まざるを得なくなった。これと同様に、ラオスにはVictory gateという、凱旋門を小さくした建造物が存在する。このゴシック建築が東南アジアの混沌としたエネルギーと見事なまでに調和しない、反発しあって国境という枠になんとか収まっていると表現するしかない。(個人の意見です)

日本人街があったホイアンには、奈良・京都を思わせる黒を基調とした母屋が未だにいくつも存在する。

 

国力の弱い国は外国の文化的エネルギーの支流をいくつも飲み込んで、おどろおどろしいほどchaosなエネルギーを具現化する、せざるを得ない。これが東南アジア全体を包み込む力の正体なんじゃないか?(それに魅了されて何度も訪れてしまうのだろう)

 

さて、フエの話に戻ろう。

フエはダナンからタクシーを使っていけばいい。現地ガイド曰く、列車も通っているが、ベトナム語が理解できないとうまく利用することは難しいそうだ。

ダナンから2時間乗って、約120万ドン(約5000円 詳しい計算方法は既に記した)

他のトラベラーのブログを拝見するともっと安いと書いてあることもあるので、あくまで参考に。私はメイリンタクシーを利用した。

 

フエには世界遺産である阮朝王宮がある。阮朝は1800年初頭から成立。フランスの植民地支配により形骸化するも、1945年まで存在していた。その王様が、世代を超えて暮らしていたのがこの建物である。建物といっても、日本の城でいう石垣のみしかほとんど残っていない。

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入場料は15万ドンと良心的

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入口。迫力がある。

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この入口と対峙するのがフラッグタワーという大きなベトナム国旗。高さ20~30mはあるんじゃないか。

旧市街地のシンボル的な存在。

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中は基本的にこんな感じで草原広がっていて、肩透かしをくらう。

ピクニックにはいいかも。奈良公園?って感じ。

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派手さはないが、趣きがある。

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庭の中に西洋建築があるというアンマッチさにベトナム文化のモザイク的センスを感じる。

市街地は観光地化されていて、日本語の看板すら見てげんなりした。観光地が散在しているので、移動はタクシーがおススメ。

 

次回はいよいよ世界遺産の町 ホイアンをレポートします。